新進気鋭の「B.LEAGUE(Bリーグ)」。その幕開けは、見るもの全員を圧倒するような演出でした。コート一面に設置されたLEDビジョン、選手の動きに合わせて映し出される鮮やかな映像。多彩な光と音が織りなす空間は、これまでの「バスケ」のイメージを覆すほどのインパクトを残しました。 革新的な取り組みは、そのマーケティング戦略にも表れています。コアターゲットである若者や女性に向けたスマホファースト戦略や、SNSの積極的な活用など、デジタルを巧みに利用した様々な施策により、開幕から4年連続で入場者数を増やしています。 ※4シーズン目は新型コロナウイルスの影響からシーズン途中で中断 一連のデジタル施策のなかでも期待が高まるのは、観客一人ひとりの行動や好みに寄り添った観戦体験を実現する“観客データの活用”。 Bリーグ全体でチケットシステムを起点としたデータマーケティングが推進されるなか、他の追随を許さないスピード感と実行力を武器に、集客数を伸ばしているクラブがあります。